はじめに
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
ここでは、トヨタ「ヤリスクロス」はKINTO(キント)でサブスクか、購入かどちらで所有した方がお得なのかリアルに計算してみたいと思います。
今、KINTOか購入か悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
どうぞ、最後までお付き合い下さい。宜しくお願い致します。
KINTO ONEとは
トヨタが提供する「KINTO 」とは、トヨタの新車に毎月定額で乗れる「KINTO ONE」と、レクサスの新車に毎月定額で乗れる「KINTO for LEXUS」の2つのサービスの商標を言います。
毎月定額で乗れますが、購入するわけではないので所有権はトヨタにあります。
よく、カーリースやレンタカーと比較されますが、そのどちらでもありません。
KINTO ONEの定額料に含まれる費用
それでは、KINTO ONEの毎月の定額料に含まれる費用を細かく見ていきましょう!
費用 | 内訳 |
車本体価格 | 車両本体価格、オプションの費用 |
保険料 | 自賠責保険料、任意保険料 |
税金 | 自動車税、自動車重量税、 |
メンテナンス費用 | 車検費用、消耗品費 (タイヤ、バッテリー、 ワイパーゴム、オイル交換、 ブレーキパッド、電球など) |
上図の費用は毎月の定額料に含まれるため、別で支払う必要はありません。
詳しくは、KINTO公式サイトへ
KINTO ONEの注意事項
「KINTO ONE」をご利用にあたっての注意事項を見てみましょう。
項目 | 内容 |
契約期間 | トヨタ車は3年、5年、7年 レクサス車は3年 |
タバコ | 全車完全禁煙(電子タバコもNG) |
カスタム | カスタム、改造、サーキット走行は全車NG |
ペット | ペットの乗車NG |
走行距離 | 月間走行距離1,500km以内 (1日あたり48km) 超過した場合、トヨタ車は1kmあたり11円 レクサス車は22円の超過料金が発生する |
KINTO ONEのメリット
様々な制限がある「KINTO ONE」ですが、もちろんメリットもあります。
1:頭金不要で新車に乗れる
2:毎月定額料だけだから突然の出費に悩まされない
3:毎月定額料だけなので家計が楽になる
4:トヨタ、レクサスの正規販売店でメンテナンスが出来る
5:毎月定額料だけなのでワンランク上の車に乗れる
6:安心安全の任意保険料込み
以上が「KINTO ONE」のメリットと言えます。
車を所有した事がある方はわかると思いますが、車って突然の故障などで出費が重なる事が度々あります。
しかし、「KINTO ONE」なら定額料に全て含まれているので安心安全にカーライフを楽しむ事が出来ます。
それでは、「KINTO ONE」と購入でどれくらい差が出るか計算してみたいと思います。
「KINTO」のメリット・デメリットを詳しく知りたい方はこちらを参考にして下さい。

比較するヤリスクロスのスペック
グレード | Z ハイブリッド 4WD |
カラー | ブラックマイカ × ホワイトパールクリスタルシャイン |
総排気量 | 1,490cc |
車両重量 | 1,270kg |
全長 | 4,180mm |
全高 | 1,590mm |
全幅 | 1,765mm |
タイヤサイズ | 215/50R18タイヤ |
オプション装備 | T-connectナビキット ブラインドスポットモニター リヤクロストラフィックオートブレーキ ドライブレコーダー フロアマット(ベーシック) パノラミックビューモニター |
車両本体価格 | 2,815,000円 |
オプション総額 | 309,100円 |
総額 | 3,124,100円 |
ヤリスクロスを新車で購入した場合
ここからは、ヤリスクロスを新車で購入した場合にかかる費用を細かく計算してみたいと思います。
ヤリスクロスの購入方法
項目 | 内容 |
購入方法 | 分割60回払い(5年ローン) |
ボーナス払い | なし |
頭金 | 0円 |
金利 | 2.5% |
購入方法はカーローンで一番多いと言われている5年ローン(60回払い)で試算します。
頭金は0円で、金利は2.5%で計算していきます。
ヤリスクロスを5年ローンで購入した場合の毎月の返済額
先ほどご紹介させていただいたスペックのヤリスクロスを元に、毎月の返済額を計算したいと思います。
項目 | 金額 |
車両本体価格 | 2,815,000円 |
オプション総額 | 309,100円 |
自動車税種別割 | 10,100円 |
自動車税環境性能割 | 0円 |
自動車重量税 | 0円 |
自賠責保険料 | 27,770円 |
販売諸費用 | 54,131円 |
総額 | 3,216,101円 |
割賦元金 | 3,124,100円 (割賦元金に税金、 諸費用は含まれません) |
分割手数料 | 202,571円 (金利2.5%) |
割賦総額 | 3,326,671円 |
毎月の返済額 | 58,071円 |
※諸費用、税金などは目安です。購入時期により変動します。
ヤリスクロスの毎月の返済額は58,071円です。
しかし、これだけではなく燃料代や、駐車場代が必要な方もいると思います。
なので、おおよそ毎月7万円~8万円くらい必要だと思います。
ヤリスクロスの毎年かかる費用
車を所有していて毎年かかる費用は、「自動車税」と「任意保険料」です。
自動車税は、毎年4月1日時点で所有している方に発生する税金です。毎年5月初旬頃に通知が届き、5月末までに支払いをしなければいけません。車の排気量によって税額が異なります。
ヤリスクロスの総排気量は1,490ccなので、自動車税は36,000円です。
任意保険料は、車種、装備、運転歴、保険内容によって様々で、支払い金額は人それぞれ異なります。ここでは、おおよそ年間70,000円で計算したいと思います。
また、任意保険料は年払い以外に月払いも選択できます。ここでは年払いで計算します。
項目 | 金額 |
自動車税 | 30,500円 |
任意保険料 | 70,000円 |
合計 | 100,500円 |
ヤリスクロスを所有するためには、毎月の返済とは別で年間おおよそ100,500円くらい必要になってきます。
ヤリスクロスの車検時にかかる費用
車検時にかかる費用は、「自動車重量税」「自賠責保険料」「検査手数料」「点検・整備費」です。
自動車重量税は、車の総重量によって異なります。
ヤリスクロスの総重量は1,270kgなので、自動車重量税は24,600円です。
自賠責保険料は、車を所有している人が必ず加入しないといけない保険です。これに加入していないと一般道を走る事が出来ません。軽自動車と普通車で金額が異なります。
ヤリスクロスは普通車なので、自賠責保険料は20,010円です。
検査手数料は、車の審査、車検適合証発行に関わる手数料です。
ヤリスクロスは普通車なので、検査手数料は1,800円です。
点検・整備費はそのままで、車の点検・整備にかかった費用の事で、車検を受ける場所や車の状態によって異なります。車検時に消耗品や部品交換を行った場合は高額になります。
ヤリスクロスの点検・整備費はおおよそ30,000円で計算します。
項目 | 金額 |
自動車重量税 | 24,600円 |
自賠責保険料 | 20,010円 |
検査手数料 | 1,800円 |
点検・整備費 | 30,000円 |
合計 | 76,410円 |
ヤリスクロスの車検費用はおおよそ76,410円です。
しかし、車検時に消耗品や部品交換などを行うとその分高額になります。
※76,410円という金額はかなり安く見積もっています。
ヤリスクロスのメンテナンス費用
車のメンテナンス費用とは、「消耗品費」「点検費」などです。
車は機械なので乗れば乗るほど部品が劣化していきます。そのため、安心安全に乗り続けていくには部品を新品に交換する必要があります。
ここでは、一般的な消耗品を例に挙げてご紹介させていただきます。
項目 | 金額 |
タイヤ交換費用 | 1本10,000円(4本40,000円) 5年で1回交換、合計40,000円 |
オイル交換費用 | 1回7,000円(エレメント交換含む) 目安は半年に1回交換 5年で10回交換、合計70,000円 |
ワイパー交換費用 | フロント2本交換で4,500円 2年に1回交換、合計9,000円 |
バッテリー交換費用 | 20,000円 5年で1回交換、合計20,000円 |
5年間の合計額 | 139,000円 |
メンテナンス費用はあくまで目安ですが、おおよそ139,000円です。
これ以上かかる場合もありますし、これ以下の場合もあります。
ヤリスクロスを5年ローンで購入した場合にかかる総額
では、今まで計算してきた費用を全て足してみたいと思います。
項目 | 金額 |
車両本体価格 | 2,815,000円 |
オプション費用 | 309,100円 |
購入時の税金・保険 | 37,870円 |
販売諸費用 | 54,131円 |
割賦手数料(金利2.5%) | 202,571円 |
自動車税(5年分) | 152,500円 |
任意保険料(5年分) | 350,000円 |
車検費用(1回分) | 76,410円 |
メンテナンス費用(5年分) | 139,000円 |
総額(5年分) | 4,136,582円 |
ヤリスクロスを5年ローンで購入した場合にかかる総額は、4,136,582円でした。
あくまで目安ですが、リアルにこれくらいはかかると思います。
年間で割ると、1年あたり827,316円です。
月で割ると、1月あたり68,943円です。
この金額に燃料代と駐車場代が別でかかります。
では、次に「KINTO ONE」で全く同じヤリスクロスを所有する場合にかかる費用を計算してみます。
KINTO ONEでヤリスクロスを所有する場合
「KINTO ONE」でヤリスクロスを所有する場合は、毎月の定額料に車を維持していくための費用が全て含まれています。
そのため、かかる費用は「定額料+燃料代+駐車場代」だけです。
駐車場代が不要の方は「定額料+燃料代」だけです。
そのため、計算はとても簡単です。
項目 | 金額 |
定額料(毎月) | 55,770円 |
合計(5年分) | 3,346,200円 |
KINTO ONEでをヤリスクロスを所有する場合にかかる費用は、定額料55,770円に燃料代と駐車場代を足した合計金額です。
この定額料に、税金、車検費用、保険料、メンテナンス費用全て含まれています。
KINTO ONEと購入の比較
項目 | 購入 | KINTO |
車両本体価格 | 2,815,000円 | 定額料 55,770円×60 |
オプション費用 | 309,100円 | |
購入時の税金・保険 | 37,870円 | |
販売諸費用 | 54,131円 | |
割賦手数料(金利2.5%) | 202,571円 | |
自動車税(5年分) | 152,500円 | |
任意保険料(5年分) | 350,000円 | |
車検費用(1回分) | 76,410円 | |
メンテナンス費用(5年分) | 139,000円 |
総額(5年分) | 4,136,582円 | 3,346,200円 |
「KINTO ONE」と購入では、総額で790,382円の差が出ます。
金額だけで見れば「KINTO ONE」の方が安く所有出来ます。
しかし、考えなければならないのが、5年後に自分の物にならないという点です。5年後には返却しなければいけないので原則自分の所有物にはなりません。
購入した場合は、5年後に売る事が出来るのでヤリスクロスだったら100万円くらいで売れると思います。
さらに、「KINTO ONE」は「喫煙不可」「カスタム不可」「ペット乗車NG」「1か月あたりの走行距離制限1,500km」という様々な制限があります。
これらの制限があっても「KINTO ONE」で所有するメリットは、月々定額料だけで所有出来るという点だけでしょう!
突然の出費に悩まされることなく、ワンランク上の車を所有する事が出来るという点は確かに魅力的です。
KINTO ONEがおすすめな方
KINTO ONEで車を所有するのがおすすめな方を考えてみました。
・車にお金をかけたくない方
・トヨタの新車にお得な金額で乗りたい方
・車にかかる突然の出費を抑えたい方
・ワンランク上の車に乗りたい方
・色々な車に短い期間で乗り換えたい方
恐らくこの様な方々は、購入より「KINTO ONE」の方が楽に車を維持できると思います。
車好きの方や、同じ車を長く乗り続けたい方、カスタムを楽しみたい方には不向きだと思います。
まとめ
「KINTO ONE」と購入比較いかがでしたか?
個人的にヤリスクロスが5万ちょいと言うのは高いかなって感じました。
でも、毎月定額料だけって事を考えれば維持しやすいし、気軽に乗れるのでお得だと思います。ヤリスを検討している方だったら、ワンランク上でヤリスクロスもありですね!
また、車にかかる維持費を細かく計算してみると、恐ろしいくらい車にお金を払っていた事に気づかされました。
「KINTO ONE」なら多少制限はありますが、購入よりかなり安く所有出来るので本当にお得だと思います。
ちなみに、「KINTO ONE」の申込はインターネットからのみです。
▼KINTO ONE公式サイトはこちら▼